「食べない心」と「吐く心」―摂食障害から立ち直る女性たち |
今まで 理解したいために沢山の摂食障害の本を読んできましたが、
ほとんどが一方的で これほどまでに気持ちを込めて読めた本はありませんでした。 言葉が苦手で 今までレビューを書きませんでしたが、 これは 摂食障害が近くにいる方 その本人にも読んで頂きたいという一心で 書きました。 この本に出合えた事に 感謝の気持ちと 今までこのレビューを書き 私にこの本を買う決意をくれた 全ての皆さんに 心からの感謝の気持ちで一杯です。 |
拒食症・過食症を対人関係療法で治す |
「やせたい気持ちが悪いのではない」。
女性であれば誰でもやせたいと思っています。 ですからやせたい気持ちをなくせば 摂食障害が治るというわけではありません。 「もっと太った方がいいよ」 とか言われても、 入院させられて無理に食べさせられたりしても 、 根本的な改善策にはならないのです。 そこで著者は対人関係療法を提唱しています。 ココロの健康は自尊心を健全に育てること。 自尊心とは、他人に存在を認めてもらうだとか、 努力を評価してもらうだとか、対人関係に基づいてます。 だから良好な対人関係を築くことこそが ココロの健康を回復する方法であると著者は言うのですね。 さるきちの場合、旦那サマとの関係の中で 改めた方が良さそなところを治していくことが 摂食障害の治療につながるんだと思ってます。 まさに実践中!! 最新書だけあって、摂食障害の情報が網羅されていて、 かつ分かり易く書かれているので初めてのヒトにもおススメ。 そして、病気のヒトを支える周りのヒトにもおススメの一冊です。 |
焦らなくてもいい!拒食症・過食症の正しい治し方と知識 |
摂食障害に関する本を今までに何冊も読みましたが、この本は読みやすく、しかも大いに納得のいくものでした。拒食一筋の娘の言い分とこの本に書かれていることがまさに一致しているので驚いてしまいました。たとえば、拒食症になったきっかけが「いい子でいると認めてもらえるという今までのやり方が、ある時から通用しなくなり、遭難したような気持ちになって拒食が始まった」とか「治らないのも怖い、治るのも怖い」という気持ち、「やせてきれいになりたい(変化を求める)より、むしろ太ることへの恐怖症」など、娘が感じていることを、この本にハッキリ教えてもらった、と思います。
内容も読みやすく、摂食障害に関する誤解を解いていくような展開になっています。(たとえば、「摂食障害は治らない」、「摂食障害になるのは母親の育て方が悪かった」、「摂食障害はネガティブ思考をポジティブ思考に変えないと治らない」といった誤解。)特に印象に残ったのは、不安というネガティブな感情でも、その時の自分のストレスの度合いの指標になるので、それを材料として現状を変えていこう、という姿勢です。 本の最後に、摂食障害はそれまでの生き方や家族関係を見直すチャンス、病気から学ぼうというメッセージがあり、思わず涙してしまいました。 |
摂食障害PART2【加藤秀視】
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