アントニオ猪木名勝負十番I [DVD] |
このDVDに収録されている最初の試合の相手は、新日旗揚げ興行のとき(猪木29歳)の”神様”カール・ゴッチ。
猪木をこの試合の様にリバース・スープレクス一発でフォールできたのは、ゴッチしかいないだろう。 本当に腕を折ってしまったタイガー・ジェット・シン戦。「扱いやすいが苦手なタイプ」スタン・ハンセン戦。 念願だった初代IWGP王者決定戦で、皮肉にも舌を出して失神させられたハルク・ホーガン戦。 長州等の大量離脱の大ピンチのとき、目玉として組んだブルーザー・ブロディー戦。 この試合の朝、入場曲にベートーベンの「運命」(引退のとき使用した)の使用が閃いたが、猪木の感性を分からぬスタッフに止められたというエピソードも披露。 あの大巨人、アンドレ・ジャイアントから変型の腕固めで、誰も取れなかったギブアップを取る。 ベイダーの文字の修飾ではない「殺人」バックドロップ。何回見ても戦慄する。 左腕が動かない状態で、右手一本での腕ひしぎ十字固めでベイダーからギブアップをとる。 このとき、相手の腕への足の絡め方ひとつで相手が逃げられない体勢を作ってしまう猪木の恐ろしさ。 猪木のアンドレ、ベイダーへの強い愛情がわかる。 引退試合のドン・フライ戦。 このとき小生はマウントポジションからパンチを降ろしてくる相手の腕を極めて、体勢を入れ替える人間(猪木)を初めて見た。 試合後、あのモハメド・アリから猪木へ花束が。 最後は猪木の得意技集。映像のラッシュラッシュラッシュ。 コブラツイスト、卍固め、延髄切り、卍固め、スープレックス、「魔性の」スリーパー・・・。 あの相手、この相手が眠りに落ちていく、・・・壮絶! |
アナスタシア [DVD] |
一瞬、ひと昔前のディズニーを思い出した方も多いと思います。外見だけでなく内容もディズニーチックで良いです。要所要所でCGを使っていますが違和感が全く感じられません。音楽も内容もインパクトが有り楽しめますよ。 |
SCENE. 安倍なつみ写真集 [DVD付] |
を相当意識したようで
彼女の既存の水準からかなり飛躍した作品 相当恥ずかしかったようですが それだけに鑑賞側としては嬉しい誤算? キッズネット系で続編を期待。 |
ネオロマンス トリリオン Aromatic Autumn |
1. 「臆病なままのPierrot」
2. アンジェリーク scene1 3. 遥かなる時空の中で2 scene1 4. 金色のコルダ2 scene1 5. ネオ アンジェリーク scene1 6. テーマトーク『秋の旅』 7. アンジェリーク scene2 8. 遥かなる時空の中で2 scene2 9. 金色のコルダ2 scene2 10. ネオ アンジェリーク scene2 11. 君のもとへ− 12. 「DESTINATION」 13. 「輝きはダイヤモンド」−Game Size− |
ひとりっ子の育て方 (FLC21子育てナビ (4)) |
親や姑、学校の先生にまで、一人っ子はかわいそうだとか、一人っ子だから・・・とか言われ続けて、腹が立ちながらも、どこかで劣等感を持ち続けてきました。この本を読んで、一人っ子でもいいんだ・・・一人っ子かどうかということより、どんな子育てをするかなんだと、やっとほっと肩の荷を下ろせました。もっと、早く出会えれば、もっと楽に子育てできたのかも・・と思います。 |
ミュージカル「リボンの騎士」DVD |
観ました! 主役の高橋愛ちゃんは良いですね、ビックリしました。ハロプロについてあまり詳しくありませんが、どのメンバーもがんばっていたと思います。中には、ちょっと苦しい学芸会的演技や歌もありましたが(笑)、ご愛嬌ということで。トリプルキャストの複数バージョンがすべて観れるのは嬉しかったです。おかげで3倍楽しめました。ハロプロには、これからもミュージカルの分野で頑張って欲しい!という期待を込めて☆4つです。 |
クロスオーバー・イレブン~20センチュリー・ボーイ |
結局,コンピレーションの肝はコンセプトをどう貫けるかですよね。 クロスオーバーイレブンから多くの音楽を紹介してもらった身としては、4社からでているシリーズの最大の難点は契約しているレーベル音源事情に左右されてしまうところです。 テイチクからの1枚です。10CC,コクトーツインズとT-REXどれも大好きだけど、スクリプトとのイメージには合っているとは言いがたい。2曲はいっているゲイリーニューマンなぞは、異物でしかありません。(ブラックメイルはかっこいいけど。)他社のものに比べ、津山さんのナレーションも少ない気がします。 でも,聴後感(そんな言葉ありません)は悪くありません。 他社に比べて、AORっぽいものが無いせいでしょうか?80年代はAORものばっかりのイメージのある番組でしたが、結構ロックな選曲もあり、重宝していた記憶が蘇ります。 80年代をNWですごした者としては4社の中で一番よかったです。 |
BEST |
アンニュイさを基調とした独特のボーカルにシンプルだけど手の込んだアレンジで統一されて ます。 ただ私には何かもの足りませんね。無難にまとめすぎているというか、意外性のある曲が見当 たりません。Best盤のせいかも知れませんが。ボーカルが一本調子なところかな、やっぱ り。 |
腰痛放浪記 椅子がこわい (新潮文庫) |
売れっ子作家が、作家としてのスタイルを変えようと模索する時に、腰痛に苦しみ、広い交友関係を利用し、
ありとあらゆる治療を受け、最終的に心療内科で快方に向かうまでを伝えている。現役の作家自身が 思いもよらぬストレスを抱え、腰痛の治療にかけずりまわり、その地獄から生還するまでを、治る見込みのない 時から書かせた文藝春秋の商魂!も凄まじい。 西洋医学、東洋医学、霊まで出てくる。実名で著者の治療には無力だった名医たちが次々に出てくる。 作家の森村誠一さんも同時進行でおなじ治療を受け、著者とは異なり快方に向かうことも書かれている。 河合隼雄先生へも編集者を介して相談している。著者は、ネアカで、頭の回転が早く、思い込みも 激しい性質と描かれている。早口で治療者と向かい合って行くさまは、サスペンスさながらだ。 最後の最後に「心でこんなに痛くなるはずはない」と否定していた主人公が「心だから無限の痛みを 作ることができる」と、さらにネアカなはずの主人公が抱えていたストレスの存在に『気づく』。 そして、快方に向かって行く。詳細に書かれた本書で追体験することにより、多くの腰痛難民が 救われるのではないかと感じる。 |
花の回廊―流転の海〈第5部〉 (新潮文庫) |
『流転の海』も、やっと五部まできましたか・・・。
連載開始からもう、二十五年です。 宮本さんの分身である伸仁も五年生から六年生になります。 その間の一年程のお話です。 舞台は富山から、兵庫県・尼崎の蘭月ビルというおんぼろアパートに移ります。 このアパートには主に朝鮮のひとが住んでおり、どの人も強烈な個性をもっていて魅力的です。 そこでお好み焼き屋を営む熊吾の妹・タネに伸仁はあずけられます。 一方、熊吾は大阪で巨大モータープールを作るため奔走します。 この人のバイタリティはあいかわらず凄まじいですね。 そして恐るべき洞察力。 戦後の朝鮮人の祖国への帰還問題も熊吾の目を通してみると、 すっきり理解できます。 人間観察の目もいつもながら鋭い。 彼の言葉だけ集めて、一冊のアフォリズム集ができそうに思われるぐらいです。 彼のエピソードはどれも面白いですが、特にヤカンのホンギとのものが印象に残りました。 茶道に精通した在日朝鮮人である彼との「侘数寄者」と「茶の湯者」に関するやりとりが特に興味深いです。 また、伸仁が蘭月ビルの住人と過ごすなかで、たくましく成長していく過程を読むと、作家「宮本輝」のルーツが分るようで面白い。 もちろん、伸仁=宮本輝ではないですが、そのように読んでしまいます。 この小説の中で起こることのどれが「事実」でどれが「虚構」かについては、「言わない方がいい」とあとがきで宮本さんは語っています。 その辺を想像するのも、この小説の大きな魅力です。 熊吾と海老原太一とのあいだに繰り広げられるエピソードが、六部へ続く橋のように架かっています。 早く六部が読みたいものです。 |