Bridge~ベスト・オブ・呉汝俊~ |
今までに発売されたアルバムを買おうか迷っていたところ、ベスト版が出ていたことを知り購入しました。映画、テレビ番組、テレビCM曲も収録されているので、「あ、聴いたことあるな」という曲もあります。 しっとりとした曲からポップな曲まであり、聴いていると京胡は京劇の伴奏楽器ということを忘れます。これまでの京胡のイメージを一変した1枚です。 |
「炎の蜃気楼(ミラージュ)2」~わだつみの楊貴妃 |
活字の世界がメディア化する時に必ず引っ掛かるのが、自分の中のイメージとのギャップです。それはアニメなどのビジュアル的な物だけでなくイメージCDも同じ事だと思います。 このCDは、そういった感情をお持ちの「炎のミラージュ」ファンの方に聴いて頂きたい。 とにかくクオリティが高い作品です。原作を愛する方には判ってもらえると思いますが、第一部終了時のあの切なさが、この一枚の中には詰まっています。聴いている間中、彼らの姿や壮絶な物語が鮮明に浮かび、涙落とすことも少なくないのではないでしょうか。 インストゥルメンタル7曲、ボーカル曲5曲。ボーカル曲はアニメの声優さんが歌っているわけではありませんが、高耶さん、直江他のイメージを崩さず、違和感のない上手なキャスティングです。 個人的な好みとしては、すごくドラマチックな2曲目「わだつみの楊貴妃」と7曲目「難破船」がオススメ。7曲目は直江の心情とシンクロ出来て、胸が痛くなります・・・。 とにかく、胸を絞られるように切なくなる一枚。 ミラージュの世界にどっぷり浸りたい方にはぜひ聴いて頂きたいのです。 |
イッツ・フォー・ユー(CCCD) |
曲の抑揚に引き込まれ、体も心も音色にあわせ浸っていくような美しいアルバムです。呉汝俊 さんのCDを番組を通して知り、初めて買ったアルバムですが、来月にも新しいアルバムが発売されるそうで、早速予約致しました。北京の春や、未知への扉がとても好きで何度も聴いております。柔らかい京胡の音色に合わせているオーケストラもまたとても美しく、アジアの美しさをも感じさせる一枚です。 |
楊貴妃 [VHS] |
大映と香港の制作会社の共同作品。それゆえの「カラー大作」用の題材選択だと思われるが、設定自体は史実と大分違うらしい。
溝口が晩年に撮った珍しいカラー作品なので、ファンなら押さえておきたい作品ではある。だが、困ったことにケチを付け出すとキリがない映画なのだ。まず、日中国交正常化のはるか以前の製作で中国ロケをやれる時代ではなかったためか、全編スタジオ・セットで長安や宮中の街並みが作られている。それゆえ、カラーで撮影すると意図に反して却ってチープな見栄えにならざるを得ない。 また長い割に話のテンポが早く、時間もガンガン飛ばす編集ゆえに、話についていくのが精一杯の視聴者も少なくないだろう。(ただ、こういう絵巻物的スピード感は溝口の他の作品にも共通するものなのだが。) 最後に、前半にヒロインの成り上がり物語を持ってきたがゆえに、ひたすらヒロインが傷めつけられる「山椒大夫」「西鶴一代女」のような名作と較べると、「悲劇」としての絶対的強度に欠けるのがこの作品最大の欠点である。 唯一、「雨月物語」等の他作品に較べて、主演の京マチ子がひたすら清廉に撮られているのが新鮮だったが、そもそも女優を苛めてナンボの監督がこういう撮り方をした時点で、中途半端な作品になることは運命づけられていたのではなかろうか。 溝口ファンにとっても、資料的価値以上の価値がある作品では残念ながらありません。それゆえ、マニア向けではあるけど、最初に見る溝口映画には推せないですかね。 |
わだつみの楊貴妃(中編) 炎の蜃気楼シリーズ(11) |
きつい二人の関係が更にきつくなります。 特に直江のぎりぎり感はもう後がないぎりぎり・・。 読んでいて痛々しい、けれど読まなければ終わらないという、精神的にきついものがあります。 楊貴妃の謎、怨将の動き、そして二人の関係を、息を詰めて見届けて下さい!(この本ラストで、胃を痛めないよう、後編も買っておくことをオススメします・笑) |
李蕙敏- 男兒再不負深情(KTV)
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